みやざきの地鶏、地頭鶏(じとっこ)は宮崎県及び鹿児島県の 旧島津領地で古くから飼育されていた日本在来種を、 古くから農家の人たちが、肉が極めて美味しい事から、 島津藩の殿様に献上したと言われています。
「みやざき地頭鶏」は、「地頭鶏」を宮崎県畜産試験場が交配したももを改良して、91年から新しい品種の鶏「みやざき地頭鶏」が誕生しました。飼育期間が約150日で通常のブロイラーの60日よりかなり長く、また、当初は供給されるヒナの数が少なかったために、食べられるチャンスが限られていました。
現在でも親鶏は宮崎県が管理し、雛を供給システムをとっています。
また畜産試験場では厳しい審査を行い、限られた生産者にしか素ヒナを供給していません。(H17年07月時点で認定農家は26件)そのため、出荷羽数は非常に少ない、13万羽となっています。 飼育密度も国の基準より五倍も厳しい1平方メートルあたり2羽以下と、 生産効率は非常に低い。しかし、ゆったりとした環境のもとで、手間ひまかけて育てられるため、病気に強い健康な鶏になり、それが鶏本来の深い味わいに結びついている。
地採庵(じどりあん)の「みやざき地頭鶏」は、初生後1ヶ月から放牧場へ放し、太陽の光をいっぱいに浴びながら育ち、冬場は霧島山脈からの冷たい風の吹き降ろしを浴び、強健に育った鶏です。
通常、「みやざき地頭鶏(じとっこ)」は、120日齢の育成とされていますが、地採庵でご提供する「みやざき地頭鶏」は、より美味しい肉質を目指す為、幾度にも試食を重ねて、鶏肉の歯ごたえ、こく、旨み、肉質、肉厚、脂ののり加減等、より美味しさを際立たせるために、150日を要し適度な歯ごたえがあります。また餌料につきましては抗生物質等を一切使用していません。
水も霧島山系が流れる地下水を使用していますので、安心してお召し上がりいただけます。 4月〜11月頃までビタミン豊富なニラを毎日与え、11月〜3月迄は甘藷を与えており、手間、暇、コストを、惜しまずにより安全な美味しい「みやざき地頭鶏」の飼育を心がけております。